枡富歯科医院 | 徳島県板野郡藍住町の歯医者

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2011.02.02 障害者歯科学会地方会四国地方会!in 高松

この間の日曜日、記念すべき第一回の障害者歯科学会の四国地方会へ出席してきました。開院まで働いていた医局の先生方とお会いできたのもうれしかったですし、久々に医院から離れ違う場でいろんな意見をきけたことはすごく新鮮な気持ちになれましたし勉強になりました。
その中でいくつか決心。以前から気になっていた『障害者』という表記法。私の尊敬する恩師に以前にも教えていただいたことだったんですが、学会の表記が『日本障害者歯科学会』であったのもあり、医院を開院する際に作ったHPやパンフレットでの記載は『障害者』に統一していました。世の中の最近の流れで『障がい者』と記載されることも多くなってきましたが、本来あるべき漢字は『害』ではなく『碍(がい)』だと。『碍』には「何かしたくてもできない状態」という意味があって、「傷つける、他に対して危害を与える」などの意味がある『害』ではなく、本来の意味を表わした漢字を使っていこうということが今回の講演でも語られていました。なかなか読めない人が多い中一気に変えていくことは難しいかもですが、恩師の信念を見習い、私も少しずつ意識して表記・行動していきたいと思います。しかし何よりも大事なのは同じ人間である障碍者を理解しべっ視しない心や態度であり表記法にこだわりすぎないということですね。
そして、今回の地方会の最大の目的でもある「医科との連携した障碍者のホームドクター性」と「ホームドクターと高次医療機関との連携」への取り組みです。私も以前から考えているのは、障碍者とその支援する環境(家族や施設の人々)に一番負担のない歯科治療は『近くで、いつでも』です。歯科受診は一時のものではないということをまず理解してもらうことも大事で、生涯にわたってお口のなかを健康に保っていくための定期的な受診が大事です。これを行うのは近くの身近な立場の医院であることが最重要と考えています。もちろん重症度や症状によって適宜大学病院等に紹介したり連携することも大事です。この動きを今後私も微力ながらもいろんな方に、少しずつ理解していただけるよう動いていきたいと思います。

久々にひとり黙々と文章を綴ってしまいました。しかし宣言すると気持ちいいものです(*^_^*)

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